ユーティリティの代償
アーリの新しいブルーザー型ビルドによってピック率とバン率がほぼ倍増している。
アーリのプレイヤーやプロたちは、リスクをほぼ完全に排除するタンク寄りのビルドを採用している。
また、これは高機動チャンピオンがタンクビルドを選択しつつ、そこまでダメージを失わないというよくあるケースのひとつだ。
さらに問題なのは、次のパッチでロッド・オブ・エイジスとカタリストに若干のバフが入ることにより、このビルドの序盤の安定性がさらに向上する点だ。
この件についての認識を広めたい。多くの人に知られるほど、修正が早まるかもしれない。
反応まとめ
そもそもアーリはワンショットするチャンピオンではないから、このビルドを採用するデメリットは特にない。
これは基本的にツイステッド・フェイトが以前から使っていた「ヒット&ラン」スタイルのビルドと似ている。(個人的にはこのビルドならリーライではなくリッチベインの方が合うと思う)
アーリにとってはこのビルドの方が理にかなっている。なぜなら、彼女は瞬時に相手をキルできるわけではなく、ダメージはそこそこあるが、Qのブーメラン効果やRの発動ディレイのせいでバーストが遅くなるからだ。グラスキャノン型にするとスキルを使う前に倒されることが多く、結果的にRを攻撃的に使えなくなる。
またアーリがローミング主体のチャーム要員として、安全なレーニングをするだけのチャンピオンになるフェーズに戻ったようだな。
まあ、何度も経験してきたことだから驚かない。
アーリはもともと安全なレーナーだ。LoLの世界大会ではマーキュリーと握撃、そしてラッシュでリーライを積む構成が使われていたくらいだ。
アーリはそもそもダメージが低めだったから、タンク寄りにしても火力の損失が少なく、その分生存率を上げる方が合理的なのかもしれない。
でもこのビルド、スキルヘイストが少なすぎるように見えるが、それはルーンで補っているのか?
そうだ。アルティメットハンターと至高を95%の確率で採用している。(ただ、これは標準的なアーリのルーンとあまり変わらない)
Riotはアーリの基礎ダメージを下げ、スキルのAPレシオを上げる形で調整を入れるだろうな。
かつてアーリはルブランのようなエキサイティングなチャンピオンだった。今では無個性でつまらないチャンピオンになってしまった。とはいえ、使うけどな。
アサシン型アーリを復活させてくれ。
こんなつまらない高機動メイジは意味がない。
本当にそうだ。アサシン・メイジのプレイスタイルこそがアーリの魅力だった。
アルティメットのダッシュを駆使して絶妙な角度でチャームを当て、ADCを一瞬で爆散させるのが夢だった。
タンクエコーのトップが流行っていた時代を思い出すな。
エコーは実際にフルタンクアイテムを積んでいたが、これは単なるブルーザー型アーリだ。
アーリの根本的な問題が解決されていない証拠だろう。機動力のあるソロレーナーなのにデュエル力がなく、チームファイトの支援には優れている。
ツインシャドウが流行ったり、グレイシャルオーグメントが主流になったり、今はブルーザービルドが強い。結局、アーリはメイジ/アサシンのハイブリッドとして設計されたのに、リワークの結果、カイトメイジ/ピック支援型に変わった。
だからアーリが強くなるたびにライアットはダメージをナーフし、弱くなるとチャームの効果時間、移動速度、回復量をバフしてきた。その結果、何度もスキルショットを当てても相手を倒せず、逆に少しでも触られたら即死するようになった。
1対1ではスキルを当てても報われないのに、チームファイトではピック性能が高い?アーリはラックスやゼラスではなく、ブリッツやスレッシュのような役割になってしまった。だからCCを確実に当てるか、タンク寄りにする必要がある。
今のAPビルドは他の選択肢と比べて報われにくい。
エバーフロストやヘクステックGLP-800を忘れるな。
基礎ダメージを全体的に下げて、スケーリングを上げるべきだと思う。
ライアット「フィードバックを受けた。我々はRoA、リフトメーカー、リーライを次のパッチで調整する™」
ナーフされるまで使い倒せ。
おそらく不人気な意見だが、これはバーストメイジ向けのアイテムが今ひとつな状態だからという側面もあると思う。
ルーデンテンペストからストームサージにつなぐようなビルドはほぼ死んでいる。
自分もタンクアーリをしばらく試していた。アイスボーンガントレットを積むのもなかなか面白かった。強いかはともかく、楽しい。
ユーティリティが高すぎるが故の宿命ニャ