リーグ・オブ・レジェンドのMid-Season Invitational (MSI) 2025が、いよいよ6月27日にカナダのトロントで開幕します。この祭典では、世界のトップ10チームが一堂に会し、栄光を掴むための激しい戦いを繰り広げられます。
本記事では各チームの紹介とゆーみ速報の管理人が考えたパワーランキングを紹介します。
順位はあくまで予想になりますので、ぜひコメント欄で皆様の考えるランキングを発表していただければと思います。
目次
1. Gen.G (LCK #1)

現在のMSIチャンピオンであり、2月22日以降無敗を誇るチーム、GENG。チームKDA、1分あたりのゴールド差、1分あたりのダメージ量でトップに立っており、かつての「退屈なチーム」というイメージを払拭しました。彼らはレギュラーシーズンを18勝0敗で終え、プレーオフではHanwha Lifeに3-2で勝利し、その実力を示しています。全プレイヤーの実力の高さから、圧倒的な優勝候補であることは間違いないでしょう。
注目選手:Chovy
世界最高のミッドレーナーと称され、このトーナメントにおける最高の選手とされています。幅広いチャンピオンプールと高いピークパフォーマンスを持つ、Gen.Gの背骨ともいえるプレイヤーです。
2. Anyone’s Legend (LPL #1)

今回が初の国際大会出場となるAL。今年は「逆境を乗り越える」精神を持ったロスターを組み上げ、LPLを勝ち抜いてきました。過去に多くのチームをトップティアに引き上げてきた実績を持つTabbeがヘッドコーチとして加入したことで、チームは劇的に改善。2月8日以降、シリーズでの敗北がなく、ドラゴン周辺での多角的な挟み撃ちや常に集団戦を仕掛ける積極的なプレイスタイルが特徴です。彼らのアグレッシブさがLCKの強豪を飲み込むかによって、MSIの勢力図は大きく変わってくるでしょう。
注目選手:Tarzan
今大会で最も強力なジャングラーの一人として挙げられるTarzan。森の王の創造的で予期せぬプレイは、試合の流れを断ち切る能力を持っています。プレイメイクがうまいミッドレーナーのShanksとの相性も非常によく、MID-JGラインからの展開には注目です。
3. T1 (LCK #2)

4回連続のMSI出場となるT1。しかし、2017年以降MSIでの優勝はありません。でも忘れてはならないのはT1の国際線バフ。国内リーグでの結果が芳しくない場合でも、国際大会ではその能力を発揮し、直近のWorldsでは驚異の2連覇を飾っています。プレーオフでは不安要素だったDoranが自信と攻撃性を取り戻し、チームとして完全にレベルアップした姿を見せました。特にボットレーンのGumayusiとKeriaは調子を上げており、今大会で最も危険なデュオとなっています。
注目選手:Keria
Keriaはチームが困難な状況にあるときに、自力で状況を打開できる選手です。現代のサポートの役割を再構築したと言われており、あらゆるサポートで卓越したプレイを見せます。T1のボットから繰り出される無限の戦術で、対戦相手は苦しめられるでしょう。
4. Bilibili Gaming (LPL #2)

Anyone's Legendに連続で敗北し、悔しい思いを胸にMSIに臨むBLG。個々の選手は間違いなくトップクラスですが、集団戦での判断など、プレーオフ以降でのパフォーマンスから不安視されています。JunglerをBeichuanに交代したこともあり、以前から課題だったJG-SUP間の連携が課題と言えるでしょうか。そこさえ乗り越えられれば、一気に優勝候補の一角に躍り出るでしょう。
注目選手:Bin
圧倒的なミクロを持つトップレーナー・Bin。昨年のWorldsでも見せたキャリー力はいまだ健在で、レネクトン、ナー、グウェンなどのキャリーチャンピオンでゲームを支配する能力を持っています。レーニング段階から非常に強いことが特徴で、集団戦では素晴らしいパフォーマンスを発揮するでしょう。
5. FlyQuest (LTA North #1)

NAの雄、FlyQuest。昨年の大番狂わせを見せたWorlds出場時と同じロスターを維持しており、国内スクリムで80%の勝率を誇る安定感を持っています。国内ではCloud9とのプレーオフで非常に接戦を繰り広げ、勝ち抜いてきました。ゲーム序盤から優位を築くことの多いチームですが、試合中に不用意なファイトを仕掛けてリードを失う傾向がある点が課題です。ホームでの開催、地元のファンの期待に応えることができるでしょうか。
注目選手:Inspired
完成されたジャングラーであると称されるInspired。CanyonやTarzanのような東洋のトップジャングラーに匹敵すると評価されています。序盤からゲームを壊すことに長けており、インベイドや視界のコントロールを駆使する名手です。
6. CTBC Flying Oyster (LCP #1)

LCPの圧倒的王者、CFO。CFOは2月8日以来、シリーズでの敗北がありません。Spring Splitでは、メジャーリージョンチームの中では最高のバロン割合、15分時点のゴールド差、ドラゴン割合を記録し、その堅実な試合運びが特徴です。ただし、Kaiwingのサポートチャンピオンプールがメレーに偏っているため、ベストオブ5形式でのパフォーマンスに疑問符が付けられています。FirstStandの勢いを再現できれば、大番狂わせもおこりえるでしょう。
注目選手:HongQ
17歳のルーキーミッドレーナーですが、すでに国際経験がありLCPの宝ともいえるプレイヤー。調子に波があるものの、レーニングやリソース獲得において非常に優れており、「ミニChovy」と評されることがあります。集団戦での積極性が裏目に出ることもありますが、魔法のようなプレイメイクを見せてくれます。
7. Movistar KOI (LEC #1)

プレーオフで大幅にレベルアップし、G2を破り優勝したKOI。プレーオフで弾みをつけ、劣勢から逆転する能力や、より優れたマクロゲームセンスを確立しました。特にJojoPunがカサディンやアカリといった攻撃的なピックにも自信をもつことができました。チームの強みはジャングルとサポートのデュオであるEloaとAlvaroにあり、西側最高のペアと評される2人の連携がチームの結束力を高めています。
注目選手:Alvaro
現時点でヨーロッパで最高のサポートとされるAlvaro。ジャングラーのElyoyaとのシナジーは非常に強力で、これまで相手を圧倒してきました。共にマップ全体を構築し、チームのキャリーが活躍できる場を整えます。全体的なミクロ面で劣るという評価を連携力で覆していけるぁが注目です。
8. G2 Esports (LEC #2)

国際線の常連、G2。G2は4年連続でMSIに出場しますが、ルーキージャングラーの加入により、例年以上に未知数な要素を抱えているのが現状です。過去の国際大会では期待を上回るパフォーマンスを発揮してきましたが、直近ではいい結果を残せていないことも事実です。LECプレーオフでは、強みともいえるBBとCapsのミクロで勝ち上がってきました。ソロレーナーは強力ですが、ジャングルとサポートの連携が課題とされています。
注目選手:Caps
その経験とクラッチ能力から、「西洋のFaker」と称されるCaps。今季はアニーやライズのようなプレイメイキング型のミッドチャンピオンを使いこなし、マップを動き回ってファイトを仕掛けてきました。個人としてのスキルレベルは非常に高く、アジアの強豪たちにも引けをとらないでしょう。
9. GAM Esports (LCP #2)

LCPで数々の試練を乗り越えてきたGAM。プレーオフでは、ドラゴンスティールや終盤の集団戦での逆転劇といった「魔法」のようなプレイで勝利を掴み、苦戦をかいくぐってきました。主にトップサイドを中心としたプレイを好み、ベトナムスタイルの攻撃性が特徴です。しかし、懸念材料も多く、今回のトーナメントでは、Furia以外のほとんどのチームに対して苦戦が予想されています。
注目選手:Levi
Leviは長年にわたりチームと地域を支える「心臓」として活躍しており、その一貫したプレイスタイルは未だ健在です。今大会のジャングラーの中でも、ひと際豊富な経験を持っています。もう一人のベテランであるKiayaとの連携によって、強豪相手でも勝機はあるでしょう。
10. FURIA (LTA South #1)

決勝ではPain Gamingを圧倒し、2022年以来初のブラジル人選手のみで構成されたチームであるFuria。トップレーンとサポートのみが国際経験を持っていますが、ヤスオラカンのようなユニークなボットレーンピックを試みるなど、ドラフトで「面白い角度」から試合を揺さぶろうとします。LTA South地域は合併後、相対的に低迷しており、Furiaには地域を盛り上げるための競争力のあるパフォーマンスが期待されています。
注目選手:Tatu
FuriaのジャングラーであるTatuは、決勝で最も印象的な選手の一人として挙げられました。主にトップサイドに注力したプレイスタイルを持ってます。Furiaがジャイアントキリングを起こすのであれば、起点は間違いなくTatuになるでしょう。