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【MSI Final】無冠の帝王遂に戴冠!!GENがBLGを下し、MSI優勝!!【Chovy国際大会初優勝】

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GEN vs BLG

決勝戦GAME1からGENが面白いカードを切ってきた。
ナミルシアンを基軸にしたBLGに対して、GENはミッドにヨネ、そしてジャングルにカーサスを置いた。
序盤は構成的に優勢なBLGがテンポを取るものの、GENはオブジェクトなどを素直に明け渡していた。
それによって13分段階の発生キル数はたったの2。その後も穏やかな展開が続いた。
24分、遂にケミテックソウルがかかったドレイクからGENがプレッシャーをかける。
グループアップして相手を剥がしドレイクラッシュするも、XunがスティールしBLGがソウル獲得。裏からやってきたBinによってPeyzがダウン。
Elkのルシアンも暴れ回りBLGがファイトの勝利するものの、牙を研ぎ続けていたカーサスの鎮魂歌のダメージは恐ろしいものがあった。
それが表れたのがそのまま迎えたエルダーファイト。
Canyonが裏からのBinによって即座に落とされたものの、最後っ屁のレクイエムとKiinとChovyのインファイト性能によって3-3のトレードにGENGが持ち込んだ。
自分たちの時間を迎えたGENGは大暴れ。
バロンを取り、エルダーファイトで真正面からBLGを破壊してGAME1を勝利した。

GAME2でもGENの隠し玉は止まらない。
ヴァルスアッシュを組んだBLGに対して、それを破壊すると言わんばかりのLehendsブリッツピック。
そしてそのブリッツはしっかりと機能した。
スワップの切れ目を狙って1キル、レーンでマークスマンボットを掴んで1キル、ジャングルの視界取りのタイミングで1キルと、途轍もない精度のフックがBLGを苦しめ続けた。
キャッチで得たテンポでバロンをたったGENGが1万ゴールド以上の差を手に入れる。
ただ、そこから驚異の粘りをBLGが見せた。
ネクサスタワーを一本失い、マウンテンソウルを持ったGENGに対してあたりに行くBLG。
カミールの機動力とフラッシュによって4人に無理矢理ショックウェーブを当てることで、なんと13000ゴールド以上の差があるファイトでBLGが勝利を収めた。
ただエルダーに繋がり延命はできたものの、当然そのコンボを2回も今のGENが食らうわけもなく、バロンで陣地を攻め、PeyzのペンタでGAME2を〆た。

なお、このゲームでPeyzのキル数はなんと28キル
MSIでの最多キル記録を獲得した。

GAME3、追い詰められたBLGが選んだピックはニダリー、そしてミッドジェイス。
ポーク構成に対してGENはミッドにフェイを置いた。
序盤目立ったのはElkの生存能力。2v2やボットダイブを耐えきり、BLGのカウンタータイミングを生み出した。
なんとかドレイクはGENが守り抜いていたものの、knightとxunのバースト力の前には為す術もなく、バロンを2回取られてしまう。
ゴールド差は6000Gを突破してBLG勝ち確定かと思われたが、思わぬぐらつきがBLGを襲う。
強気に飛び込み過ぎたONとバーストタイミングがずれたknight。
棚ぼたをしっかり拾ったGENが、対ポーク最強のオーシャンソウルを手にしてしまった。
いきなり状況が分からなくなってしまったものの、この試合おとなしかったBinが最後の最後で暴れた。
GENGがヘルストレードによって生まれた差を活かして仕掛けるが、横からのBinの2マンスタン飛び込みによってGENGの戦線が崩壊。想定されたいた時間をかけたファイトをBinが防ぎ切りゲームセット。
BLGが一本返すことに成功した。

GAME4はMSI最終戦にふさわしい最高峰のシーソーゲームが展開された。
バンピックではセナノーチを防ぐためにノーチを取り上げてゼリを横に置き1-3-1に焦点を置いたBLGと、マオカイとアジールというRによるカウンターが強い構成を組んだGENという構図になった。
序盤はLehendsのマオカイが3マンダイブを耐えて1キル、さらにはダイブのやり返しで2キルと、サポートにキルが集まったGEN。
BLGとしても、Binのブッシュを活かした挟み込みなどでキルを獲得。お互い譲らぬ攻防が続いていたが、それが動いたのが20分を過ぎたころ。
ジャングル内でON捕まえ、バロンを触り、止めに来たBLGすらも倒すことで圧倒的有利をGENが築いた。
インヒビターも取り、オブジェクト面でも有利を得たGEN。
2体目のバロンを触ろうかというところ、Xunが魅せる。
単騎でのバロンスティールを成功させたXun。自国開催に錦を飾るんだという思いが生んだここしかないというタイミングでの飛び込み。仲間を信じていたBinのボットプッシュによって、BLGがインヒビまで獲得。一気に勝負はわからなくなる。

ただGENとしても負けるわけにはいかない。
GENはここで試合を決めるため、もう一度ONを捕まえ3回目のバロンを決行。BLGをつり出し、ファイトに臨んだ。
BinのGAが落ちてから始まるBLGにとって苦しいファイトだったが、隙をついたXunの飛び込みとウルトラショックレーザーによってPeyzが倒され、形勢逆転。
前に飛び込んでいかなければならなくなったGENだが、Elkとknightが素晴らしいカイトを見せ捉えきれず。
まさかの集団戦勝利によってBLGがゴールド差でも逆転した。

誰しもの頭の中にテレーレが流れていたこのGAME4。
ただ、GENの守備は酷く堅牢だった。

knightがインヒビターを壊し、ネクサスタワーを折り切られるも、アップしたPeyzがネクサス守り切る。
当然のようにバックドアを狙うBLGに対して、GENは自陣にKiinを配置してからのバロンタッチ。
Binのバックドアに合わせてChovyが即座にテレポートし、Binとの読み合いを制し自陣を防衛しきった。
Binのバックドアを通すために人員を失ったBLGにオブジェクトを触る余力はなく、残っていたXunはソウルを諦めバックドアに命を懸けるが、それもGENの掌の上だった。
ブッシュに待ち構えてChovyとそこに飛んでくる二つのR。バックドアの野望を潰し切り、GENがソウルとバロンを得た。
そして迎える最後のファイト。
エルダーを触ったGENGに対してバックドアを見るしかなかったBLG。それすらも完全にわかっているように、またしてもKiinとChovyが即座に自陣にテレポート。
Binとknightはむき出しのネクサスがあるにもかかわらず敵の陣地に入れなかった。その間に残りのGENメンバーがファイトを勝ち切り、GAME4を勝利した。

これで遂にGENGは国際戦優勝。
今回の優勝はCanyon以外のメンバーにとっても初の国際戦での優勝となった。

唯一足りなかった実績を獲得したGENGは、名実ともに最強となった。

FinalのMVPには安定感でチームを支え続けただけでなく、ブリッツのフックでゲームを破壊していたLehendsが選ばれた。
実力は認められながらも、勝ち切ることはできなかったこの数年間。
諦めない者の執念が実を結んだ。

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