危ぶまれだしたゴールデンロード
現在サウジアラビアで開催されているEsports Worlds Cup。
MSIに参加したメジャーリージョンの8チームが招待され、多額の賞金を懸けて戦っている。
7月5日のDay2にはMSI王者GENが登場。
TESとの試合が行われた。
GAME1ではCanyonのカーサス、369のモルデカイザーが登場。
序盤Canyonが2キルを取りGEN有利でゲームが進むが、369の圧力によってスノーボールのスピードは遅かった。
何とかバロンを取り4000ゴールド以上の差を生むも、集団戦がうまく運べないGENG。
コーキのポークで削りたいものの、アイバーンのブッシュとデイジーの肉壁によって全く削れず、逆にJLのエズに好きなようにやられてドラ前のポジションを失ってしまう。
最終的にはドラゴンを失い、369がChovyを連れ去ってボコボコにして万事休す。
変更が入ったモルデカイザーのUltの前に、Chovyのサッシュは何の意味もなさなかった。
GAME1ではTESが逆転勝利を収めた。
LSもChovyのサッシュ購入には苦言を呈している。
Chovyほどのプレイヤーが仕様変更を知らないはずはないが、相手の構成に対してサッシュが必須でないのもまた事実である。
迎えたGAME2はもっと予想外の結果になった。
序盤のトップダイブを皮切りにゲームは一気にTESの物に。
CCの多さを活かした鋭いガンクアクションやアウトプレイも重なり圧倒的な差が生まれてしまう。
苦しい状況を打開するために、人数を固めてカウンターアクションを狙うも、体力7。これもギリギリ届かず。
最後の望みをかけた動きが届かなかったGENにもう抗う力は残っていなかった。
22キルもの大きな差をつけて、TESがストレートでGENを下した。
大丈夫かGENG
昨年のJDG以上に、ゴールデンロード達成が期待されているGENG。
しかし、この試合で見せたGEN、特にChovyのパフォーマンスはお世辞にも良いものとは言えないものだった。
勿論TESのプレイが良かったこと、この大会がシーズンの合間に行われており、選手の負担になっていることを加味しなければならないだろう。
ただ、ここで生まれた綻びが重大な問題に発展する可能性もないわけではない。
GENGの今後に注目だ。