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【Worlds KO Day2】1位同士の激闘に幕!BLGがHLEを下し、準決勝進出!LCK1位シードはベスト8で敗退へ【試合解説】

HLE vs BLG

GAME1

HLEが1ピックでサイラスという大胆な選択。BLGはそれを見てもアーリヴァイを通し切る選択を取った。

序盤の1レベルでのインベード戦では、トップが交換する形でデッド。HLEではアリスターがキルを取ったが、BLGではアーリがキルを取ったため、BLG側が有利な交換となった。

12分ごろ、既に3つのグラブを取られたBLGは、これ以上譲れないと判断して戦いを挑む。ヴァイとアーリがエズリアルを狙おうとしたが、ポッピーが立ちふさがったことでBLGのプランが崩壊。その結果、HLEは4:0の交換に成功し、大きな有利を得た。特に育ってはいけないサイラスが3/0/2というモンスターに成長し、サイドの主導権を完全に握る形となる。

しかし、BLGもダイブを仕掛けグローバルゴールド差を縮めていく。25分までは大きな戦闘が起きず、HLEは3つのドラゴンを確保した。

そして27分、試合が大きく動く。Peanutsが視界外から綺麗なヒロイックチャージ。バロン前でアーリを倒し、そのままバロンを取得した。

しかし、BLGもアクションをやめない。バロンローテ前にポッピーを倒すことに成功する。そのまま、チームファイトで勝利するかと思われたが、アリスターが3人をノックアップさせるスーパープレイを見せ、HLEは窮地を脱した。

その後、HLEがソウルを取っただけでなく、エースを出して5:2の交換で大勝利。特にZekaのサイラスがアーリのRを奪い、神がかったプレイで戦場を支配し、瞬く間に敵を倒していた。その後はHLEはタワーを次々と破壊し、試合を固めに行く。そして34分ごろ、HLEが視界を利用したバロン付近での心理戦を仕掛け、一気に5:1のエースを獲得。HLEが見事勝利を収めた。

この試合は圧倒的なミッドとサポートの差が勝敗を分けた。Delightのアリスターは見事なスキル使用でBLGを翻弄し、一方でOnのレルは不用意なデスが目立った。また、サイラスが現在のメタで無敗カードとなっている理由も明らかになった試合だった。1stサイラスという警告を無視してアーリヴァイを選んだBLGは、サイラスの価値に圧倒されてしまった。

GAME2

GAME1で手痛くやられた、ポッピーとサイラスをバンしたBLG。一方、HLEはオーロラバンでヨネオープン、ヨネとオーロラの交換ではなく、ヨネとスカーナーの交換を提案する構図となった。

試合の序盤、ランブルが3人のダイブをフラッシュで回避し、スカーナーのガンクにも巧妙に応戦。一度はキルを許すも属座に反撃したことで、Binのランブルが瞬く間に2キルを獲得し、ナーの成長が実質的に止まってしまった。

そこからの序盤は一方的にBLGの流れ。すべてのオブジェクトを抑え、HLEのファイト負けも重なり、19分の時点で8000ゴールドもの差がついた。3つ目のドラゴン戦でHLEも反撃に出る。Viperのカイサが大胆に前に出ることで、ザヤとの1:1の交換に成功。さらにヨネへのバーストも成功し、奇跡的に4:2の交換を作り出してドラゴンも確保し、HLEも少し盛り返す。

しかし、BLGもすぐにバロンを取り、HLEに圧力をかける。なんとか浮いたknightを捕まえたことで、インヒビターは守り抜いたものの、以前ゴールドはBLG有利だった。

そして迎えた4つ目のドラゴンファイトで輝いたのはONの判断。アーリがスピリットラッシュを切ったタイミングを見逃さず、フラッシュ-R-Wでキャッチし、4:5の状況に。カイサが必死に抵抗したが、最終的にHLEはチームファイトに大敗し、ランブルとヨネがミッドラインをそのまま押し切り、BLGの勝利で試合は終わった。

試合を通して目立ったのはトップでの大きな差。ランブルとザヤを採用したBLGに対して、HLEのトップレーンは完全に崩壊し、手も足も出ない展開となってしまった。昨年のランジャンジャオラレが思い出される試合だったが、今回も崩壊したのは異なるレーンだけで、ゲームの流れはあの時と同じくらい悲惨だった。また、ヨネを開けてまで取ったスカーナーも、あまり影響力を発揮できなかった。

一方、BLGは今回の勝利で、流れを変えることに成功。スカーナーを渡して勝てたことも、今後のバンピックに有利に働くだろう。他のピックでは、アーリが連敗、それに対してラカンが連勝を継続中だ。

GAME3

HLEはブルーサイドでスカーナーを自らバンし、使うことを諦める形に。Doranは自身のシグネチャーピックであり、Binの得意チャンピオンでもあるジャックスを選択。一方でBLGはサイラスをファーストピックし、バンピックの主導権を握ろうとした。HLEはこれに対抗してアーリをピックし、第1セットとは逆の展開へADCの主要ピックがほとんどバンされたため、HLEはWorlds初のゼリピック。パッチ14.18で大幅にナーフされたため、今年の大会では全プレイヤーが敬遠しているチャンピオンだった。

7分まで大きな動きはなく、BLGはオーシャン、HLEは3匹のグラブを獲得。その後、HLEはジャックス以外のメンバーでBLGのボットデュオを奇襲し、2人を倒すことに成功した。

HLEが少しテンポを握りかけていたが、中盤に入ると、Elkのアローが暴れ始める。16分頃、レルを射抜き、BLGが4:2で有利なトレード。次は、アローがトップのジャックスにもヒット。辛くも生き延びるジャックスだったが、この時点でトップレーナー間のゴールド差は2000を超えていた。さらに、19分、3番目のドラゴンを巡る戦闘でもアローがガン刺さり。ジャックスがキャッチされ、BLGが3:0で交換を果たす。試合の主導権をBLGが握った。

21分頃、逆転のため、機転となっていたElkのアッシュ落とすべく、パラノイアから一気にHLEが強襲。なんとかアッシュは落とせたものの、ラカンの華麗なプレイでゼリが倒され、さらにサイラスが盗んだパラノイアでアーリを落とし、BLGが優位を固めた。

その後はBLGになんとか食らいつくHLEという構図。BLG主導でファイトが始まることが多く、HLEは苦しい状況だったが、何とかバロンは防ぐことができていた。30分、BLGのソウルが目前に迫る中、アーリがアルティメットを使わされる展開に。HLEはドラゴンを獲得したものの、knightのサイラスがアーリRで圧巻のパフォーマンス。大立ち回りを見せ、BLGが4キルとバロンを手にした。

最後の集団戦でも、knightのサイラスを止めることはできず、BLGが大手を掛けた。

BLGはこの勝利でHLEのバンピック戦略を覆し、スカーナーをバンしたHLEの弱点をついた。また、アーリとノクターンを抑えたことで、サイラスによって隙を突かれ、GAME1のやり返しを食らってしまった。

GAME4

窮地に立たされたHLEは、要であるサイラスを1ピック目で選んだ。しかしこれまで暴れていた、BinのシグネチャーピックであるジャックスとOnのラカンがオープンだったことが問題だろう。HLEは、核心的なピックを制限せず、アッシュをバンしてしまった。さらに、HLEはバンピックの流れがさらに混乱。すでに自らADCチャンピオンを2体バンした状況で、ADCの選択を後半に回したことで、HLEは選べるチャンピオンがなくなった。結果として、HLEは少し味方の飛び込みに合わせづらいMFを取らざるを得なかった。これを見たBLGは、Xunにシグネチャーピックであるキンドレッドを渡し、サイラス対策にガリオを選択した。

試合開始3分頃、HLEはジャックスとラカンがいるボトムレーンを4人でダイブして押さえ込もうとした。ジャックスは一度はいなすものの、結局二度目のアクションでファーストブラッドをHLEに献上してしまった。その後12分まで、特に大きな衝突はなく、HLEが少しのリードを守っていた。

試合が動き始めた中盤。21分頃、ドラゴンを先行していたBLGが3体目のドラゴンを始める。なんとかポッピーがスティールに成功したものの、裏に回ったElkを捉えられず。チームファイトではBLGが4:1で有利を取った。

集団戦では負けたものの、HLEがゲームを動かす。バロンを奇襲してBLGを呼び込み、バロンの体力が減る中でファイトを決行。ギリギリのところでXunを落としたことが幸いし、長引いたファイトの末、HLEが5:2のエースを決めてバロンを獲得した。

HLEがゴールド差を生み出すが、すぐに試合展開は変化する。27分の4体目のドラゴンを巡る戦いでは、BLGがドラゴンを獲得。美しく二つの英雄降臨が交差したが、その後、BLGの攻勢に押されたHLEが分断され、ファイトでの敗北を喫する。

取っては取られてのシーソーゲームが続く中、30分頃のキャッチ成功を皮切りに、HLEはバロンを触る。無理に入ってきたBinのジャックスをいなし切ってその後再びバロンを狙うが、またもやチームファイト勃発。長い長い戦いの末、最後はZekaとElkが両者倒れる熱い展開となった。

ゲームが決定づいたのが、33分の5体目のドラゴンタイミング。BLGはラカンが捕まり絶望的なスタート。しかしその後、BLGのジャックスとカイサが一気に飛び込んで、HLEの後衛を滅茶苦茶にしたことで形勢逆転。BLGはドラゴンソウルとバロンを獲得し、グローバルゴールドでも遂に逆転した。

そこから瞬く間にタワーを破壊して回ったBLG。最後にはキンドレッドのRに身を任せて、ネクサスに集中砲火。BLGが勝利、HLEを脱落させた。

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