リーグ・オブ・レジェンドのリードゲームプレイデザイナーを務めるRiot Phroxzon氏が自身のX(旧Twitter)を更新し、現在チャレンジャーなどの最上位ランク帯(Apexティア)で発生している深刻なLP増減バグの実態と、今後の修正対応について発表しました。
https://x.com/RiotPhroxzon/status/2034692755054907517?s=20
チャレンジャー帯における「デュオ復活」の弊害
事の発端は、今シーズンから最上位帯での「デュオキュー」が再び可能になったことでした。
Riot側も事前にバランス調整を行っていましたが、Rank 1とRank 2のプレイヤーがデュオを組むような極端なケースにおいて、トップ層が想定以上にポイントを独占して突き抜けてしまう事態が発生していました。
これに加え、システム上に設定されていた「LPのソフトキャップ(上限ストッパー)」が悪く作用し、上限に近づいたプレイヤーのLP増減が「勝利で+10、敗北で-30」という地獄のような状態(いわゆるMMRが腐った状態)に陥る事例が多発。これではいくら勝率が高くてもランクが落ちていくため、Apex帯のラダー体験を著しく損なう原因となっていました。
マッチメイキングの改善とLPキャップの「完全撤廃」へ
この事態を重く見たRiotは、以下の対応策を発表しています。
- マッチメイキングの改善(全地域で実装済み): デュオ同士のバランスや、オートフィルの割り当てをより公平に最適化。これにより、90%以上の試合でApex帯のバランスが向上しているとしています。
- LPソフトキャップの撤廃: 最大の変更点として、最上位帯のLP上限ストッパーを外すことが発表されました。これにより、実力のあるトッププレイヤーは適正な位置に到達するまで「+30 / -10」といった正常かつ大きなLP増減を得られるようになります。
グラマス・チャレンジャーのボーダーが「異次元」に跳ね上がる可能性
ストッパーが外れることで、マイナスのLP増減に苦しむ理不尽は解消され、トップ層のモチベーション回復に繋がる素晴らしい調整と言えます。
しかし、それは同時に「グランドマスターおよびチャレンジャーの昇格・維持ボーダー」が過去類を見ないレベルで跳ね上がることも意味しています。Phroxzon氏によれば、多くの地域でトッププレイヤーのピークLPは3000に達し、一部の地域では4000LPに迫るケースも出てくるだろ*と予想されています。
これまでの「1000LP前後でチャレンジャー上位」という常識が完全に崩れ去り、今後は異次元のLPインフレ競争が繰り広げられることは避けられません。「理不尽なマイナスが減るのは嬉しいが、ボーダーが高くなりすぎて果てしない試合数が必要になるのでは」と、新たな魔境の誕生を警戒する声も挙がっています。
ただでさえ時間がかかるLoLのランク。上位帯の未来はどうなるのでしょうか。