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【Worlds Swiss Day9】WBGが生き残り、DKは敗退…Tarzanの完璧なモルガナがWBGに勝利をもたらす!【part1】

DK vs WBG

GAME1

DKは、ShowMakerのシグネチャーピックであるルブランを中心に、カリスタレナータと攻撃的な構成を組んだ。一方でWBGもケイトリンラックスで応戦すること選んだ。

試合序盤、3分頃にリー・シンがボットガンクを試みるも、レナータのフラッシュインが外れてしまい、流れが怪しくなる。Tarzanが合流したことでボットの形成は逆転し、WBGがキルを獲得。テンポを握り、9分にはケイトリンがコレクターを購入するという事態にまで発展した。

しかし、耐えに耐えたDKがついに反撃。チームファイトでケイトリンを狙い切り、5対2のトレードで大勝利。そして、43分間にわたる超長期戦の末、バロン周辺での再度のチームファイトで勝利を収め、トップレーンを押し進めてネクサスを破壊。見事1セット目をものにした。これで、DKは連続4セットの敗北を断ち切ることにも成功したのである。

両チームともにミスが重なりゲームが荒れに荒れた。両ADCは激しい競り合いを繰り広げていたが、最終的にはLightのミスもあり、Aimingが我慢勝ちしたといえるだろう。両JGは特にミスも目立っていたが、反面素晴らしいクラッチププレイを行えてはいた。WBGの誤算としては、Xiaohuの成長が遅れ、コンボの真価を発揮できなったことだろう。

GAME2

DKは超突進構成、一方でWBGは、ヨネをピックし、ブランドまで加えて突進してくる相手を炎で焼き尽くそうという構えだ。

試合序盤、DKがインベードでサモスぺ有利を作ったものの、その後のボットアクションに失敗し、流れはWBGへ。

11分にはMohamのミスでオーロラが捕まり、チームファイトでWBGが勝利。その後もWBGは6グラブと2ドラゴンを確保。さらにWBGはトップのタワーを押し進め、止めに来たDKをカウンターで倒す。Aimingのカイサが奮闘し、一時的にゲームの流れを止めるかに見えたが、すでに5,000ゴールドの差がついていた。

その後もDKは散発的にキルを取るが、連携不足が目立ち、チームは機能不全に。特にルシッドの孤立したプレイが響き、チーム全体が噛み合わない。その後もWBGのスノーボールは止まらず、27分にWBGはトップのインヒビターを破壊し、試合を決定づけた。

結局、DKは突進構成にこだわり続けたものの、バンピックの段階からの問題もあり、WBGに対して何もできずに敗北を喫した。

GAME3

勝てば進出、負ければ敗退。最後のゲームでWBGは、ジャングルにモルガナというサプライズピックを選んだ。

試合開始2分、ボトムでWBGがダイブを試みる。Kingenはフラッシュを使った挙句倒されてしまう。その後、DKがヨネとヴァイでMIDのオーロラを狙いに行くが、Crispの迅速なロームとブラックシールドが刺さり、逆にDK側が痛手を負ってしまう。

ここからWBGが全体的に有利な展開が続く。特にモルガナのブラックシールドがDKのグラガスとヴァイのCCを無効化し、DKの攻撃がことごとく防がれた。DKはボットで一度反撃するも、サポートが賞金を取ってしまったことで足掛かりを掴めない。

その後、26分にヴァイがドラゴンのスティールに成功するが、Mohamが孤立して倒され、バロンも取られてしまい、試合の均衡が崩れる。DKはKingenのバックテレポートでエズとモルガナを倒すが、その後のオーロラのアルティメットでが刺さり、チームワークの欠如が露呈してしまった。

結局、最後のチームファイトでDKは完全に崩壊し、WBGに敗北。スイスステージ5ラウンドでの脱落が決定した。

WBGはモルガナジャングルが大成功を収めた試合だった。Tarzanのブラックシールドが素晴らしく、DKの主要CCを封じたことが勝因だっただろう。一方でDKは、ジャングル内で劣勢に立たされたLucidを筆頭に、モルガナの対処に困り、苦戦を強いられた。

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