現在、LoLのリーグの大多数が春リーグの終盤を迎えている。
そんな中、今巻き起こっているのがテレーレ旋風。
2-2にもつれ込む名試合が量産されている。
テレーレとは?
LoLのプロシーンにおいて、Bo5の最終戦までもつれ込んだ際に流れるBGM”Silver Scrapes”。
これが「テレーレ」と聞こえるという至極単純な理由である。
ただ、最終戦までもつれている段階で多くの視聴者は大興奮。
そのため、この曲を聞いただけでワクワクしてくる…そんな方も多いのではないだろうか。
現在、LoLのプロシーン、得にアジア圏でこのSilver Scrapesが流れまくっている。
その1 LCK
現在2連続でテレーレが発生しているLCK。
KTvsDKとGENGvsDKの2試合は大盛り上がりの内容だった。
KTとDKで行われたR1M2。
負ければ敗退となる過酷な戦いをDKが制した。
順位的に見れば4位とKTの方が上。今シーズンのGENGに唯一土を付けたチームでもある。
ただ、DKは新人Lucidの覚醒とKingenのパフォーマンス向上とともに調子を上げてきていた。
そんな中いわば下剋上を果たしたDK。ファンは大興奮である。
"Canyon, I'm coming to kill you!" pic.twitter.com/ZqmGAbfM97
— LCK (@LCK) March 31, 2024
Showmakerもかつての仲間、Canyonをぶっ飛ばすとノリノリだ。
その因縁のマッチアップもまさかのテレーレ。
変わったピックもいくつか飛び出したこのマッチは、多くの予想を裏切り最終戦へともつれ込んだ。
まさかの展開に会場は阿鼻叫喚。
超完全体とも称される今年のGENGをDKが追い詰める様は観る者の目を奪った。
その2 LPL
こちらはもっと異常である。
チーム数が異常に多いLPLのプレイオフは非常に過酷。
2以下のチームは負けた時点で上に上がる権利を失ってしまうシステムだ。
緊迫した状況の中、テレーレが現在3連発中である。
去年の決勝でT1に大敗を喫したWBG。
Theshyを失い、チームの調子を落としている中のプレイオフだったが...
印象的だったのはXiaohuのトリスターナだろうか。
春シーズンだけ以上に強いXiaohuはまだ健在かもしれない。
次のNIPvsWEもまたしても最終戦までもつれ込んだ。
最後の最後にはRookieの秘密兵器オレリオンソルが勝敗を分けた。
今年のNIPはRookieの加入によって下位チームを抜け出している。
IG旋風を巻き起こしたRookie。もうベテランといって差し支えない存在だが、あのときの勢いを失ってはいない。
そしてまたまたテレーレ。
2本先取したWBG。IGとのテレーレを勝ち切り、そのままの勢いで制してしまいそうになったこのマッチ。
LNGが意地を見せてなんとか最終戦まで行くことはできたが、WBGを止めることはできなかったか。
Scout&GALA擁するLNGがまさかのここでドロップ。
JGのweiweiのパフォーマンスに疑問を持っている方が多い印象だった。
Tarzanの後釜としてはうまく機能できなかっただろうか。
その3 PCS
PCS...というよりかはSHGだろうか。
プレイオフで行った3試合すべてが5試合目まで行っているSHG。
喜ぶべきか悲しむべきか...ファンのメンタルはボロボロである。
PCS2位の名門・PSG相手に善戦を披露したSHG。
GAME5を落とし惜しくもマッチ敗北を喫したが、日本のLOL民はSHGを称賛した。
奇策BOTヤスオや、Eviの好プレーが見る人の心を打った。
SHGはルーザーズでもテレーレ。
対戦相手はDFMを破りSTAGE2に上がってきたDCG。
試合の中ではForestのリーシンが覚醒。
一度はテンポを失いかけるが、ギリギリ踏みとどまってDFMの敵を取ることに成功した。
PCS3位のFAK相手でもテレーレ。まさかの全試合、3戦連続である。
前評判ではPCSNo.1TOPとの呼び声も高かった1Jiangだったが、Eviがメジャーリージョン上がりのパワーで完封を披露。
Dasher・Forestのスーパープレイもありつつ、もつれ込んだ最終戦。
スモルダー構成を取り続けてきたことに応えるように、MarbleがキャリーしてPCS3強入りを果たした。
5試合見れるのは面白い!面白いけど...
長い。
あといい試合な分、こちらも体力を持ってかれてしまう。(嬉しい話ではあるが...)
睡眠時間が削れるため、ここまで連続すると正直見る側も大変である…
世界中でプロがいい試合を行っている春シーズン。
是非様々な試合を見て楽しんでほしい。