緊急修正
2025年8月27日のパッチ25.17にて実装された「ミニマップジャングルタイマー」機能が、プレイヤーコミュニティからのフィードバックに基づき、緊急で仕様変更された。
当初の仕様は、敵ジャングラーの位置特定を過度に容易にし、ジャングルの戦略性を損なうとの批判が多数寄せられていた。これに対し、Riot Gamesは迅速に対応し、新たな仕様を実装するに至った。
仕様変更の経緯
パッチ25.17における当初のアップデートでは、全てのジャングルキャンプの復活タイマーがミニマップ上で確認可能となった。これはジャングラーの負担を軽減し、特に新規プレイヤーの参入障壁を下げることを目的とした、利便性を高める機能と見なされていた。
しかしこの機能は、敵チームのキャンプタイマーまでもが詳細に把握可能となることで、相手ジャングラーの動線の予測を極めて容易にした。結果として、ジャングルにおける駆け引きの根幹である「敵の位置を予測し、裏をかく」という戦略的要素を著しく損なうものであるとの懸念が、コミュニティから多数寄せられる事態となった。
この反響を受け、Riot Gamesは仕様の再検討を決定。プロダクトリードであるAuberaun氏が新たな仕様を明らかにし、アップデートが実施された。
変更後の新仕様詳細
今回の修正における要点は、「敵キャンプの討伐を、視界内で確認していたかどうか」という条件の追加である。
変更後の仕様は以下の通りとなる。
- 敵キャンプが倒される瞬間を【視界内で確認した場合】
- 従来通り、復活の2分前からタイマーが表示される。
- 敵キャンプが倒される瞬間を【視界内で確認していない場合】
- タイマーの表示タイミングに以下の制限が適用される。
- 通常キャンプ(グロンプ、ウルフ、ラプター、クルーグ):復活の10秒前から表示
- バフキャンプ(レッド、ブルー):復活の60秒前から表示
- タイマーの表示タイミングに以下の制限が適用される。
この変更は、受動的に得られる情報を制限し、ワードの設置や敵ジャングルへの侵入といった、能動的な情報収集活動の価値を再び高めることを目的としている。
実装から間もなく行われた今回の迅速な修正は、Riot Gamesがプレイヤーコミュニティからのフィードバックを重視している姿勢の表れであると言える。
本アップデートは既にゲーム内に反映されているが、今後のフィードバック次第では、再度の仕様変更がなされる可能性も残されている。今後の動向が注視される。