2026年に愛知県および名古屋市で開催される「第20回アジア競技大会」において、eスポーツ競技種目の一つである『リーグ・オブ・レジェンド(LoL)』への日本代表派遣が行われないことが明らかになった。
自国開催という記念すべき舞台でありながら、世界的に最も人気のあるタイトルの一つであるLoLを放棄したこの決定に対し、国内のコミュニティや関係者からは怒りと失望の声が噴出している。
自国開催での「派遣見送り」という異例の事態
アジア競技大会におけるeスポーツは、前回大会から正式種目として採用されており、韓国や中国などの強豪国にとっては国を挙げた一大イベントとなっている。特に韓国では金メダル獲得による兵役免除の対象となるなど、その競技的価値は極めて高い。
しかし、開催国である日本が、国内でも根強い人気を誇るLoLの派遣を見送った。この判断により、LJLで活躍するトッププレイヤーたちが日の丸を背負って戦う機会は、開催を待たずして失われることとなった。
JeSUに対する「利権団体」としての批判が再燃
今回の不参加決定を受け、日本のeスポーツシーンを統括する一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)への批判が強まっている。
LoLファンや一部の関係者からは、JeSUが特定の国内メーカーが関与するタイトルを優先し、パブリッシャーであるRiot Gamesとの調整を軽視したのではないかという指摘が相次いでいる。ネット上では「自分たちのコントロール下に置けないタイトルは排除するのか」「eスポーツの発展ではなく、団体の利権を守ることが優先されている」といった、組織の不透明な選考基準や運営体制を疑問視する声が根強い。
選手・ファン不在の決定に広がる波紋
元プロ選手やストリーマーからも、今回の決定に対して苦言を呈する動きが広がっている。LJLが国際リーグ「LCP」への再編など大きな転換期を迎える中で、自国開催のアジア大会という露出の機会を失うことは、日本国内におけるLoLシーンの停滞を招きかねない。
「なぜ、世界で最も競技人口の多いタイトルが、日本開催の大会で除外されるのか」
この問いに対する明確な説明がなされない限り、JeSUに対するコミュニティの不信感は今後も深まっていくものと思われる。